26:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:00:27.54 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「しっかり、ほむらちゃん」 
  
  
 そんな、視界がぐにゃりと歪むような錯覚は、横からの声が吹き飛ばした。 
 我に返ってみれば、すぐ隣にいたまどかの手が、私の手に重ねられていた。 
 まどかの言葉は、そこで切れたけど。 
 がんばって、という結びは、確かに伝わる。 
  
 自罰の意識を、つとめて振り払う。 
 私を罰することができるのは、私じゃない。 
 その権利があるのは、私の身勝手に巻き込んだ、彼女たちだけ。 
 今、私がここにいる理由は、別のもの。 
 だからその理由のために、口を開こう。 
  
  
 「巴、さん……その」 
  
  
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