34:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:08:31.58 ID:4W+e2BTSo
ほんの少し、バスタオルを纏った頭が上がって、また下がる。
挨拶だけに留まるつもりは、まどかにはなかったと思うけど、佐倉杏子の返事はそこで会話を切るためのもので。
結局まどかの言葉はそこで切れて、気まずい沈黙があたりに降りる。
今度は、私の番。
「……杏子。学校、来ないの?」
言ってから、しまったと思う。
いくらなんでも直球に過ぎた。
心配してたとか、魔獣退治は順調なのかとか、今はどこで暮らしてるのとか、色々あったはずなのに。
後悔してみても、出てしまった言葉たちは元には戻せず、黙りこんで答えを待つ。
さほどの時間を要することなく、返事はもらえた。
その中身は、なんとなく予想してはいたけど、つらかった。
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