66:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:38:55.12 ID:4W+e2BTSo
返事は、ない。
まどかの声が独りで響き、世界に溶けて消えていくだけ。
ついさっきまで握っていた生命の温度は、あっけなくも消えていた。
もう繋ぐ相手の居ない左手が、酷く寂しかった。
ついた膝が、静かに震えていた。
「わたしの、せいだ」
「わたしが、みんなを、連れて来ちゃったから……」
まどかの独白は、自責へと変わる。
それを見ていられなくて、繋げたままの右手を引き寄せて、正面に向き合った。
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