過去ログ - ほむら「想いの欠片」
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74:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:49:51.71 ID:4W+e2BTSo

百江なぎさが、私の方を見たような気がした。
当然それは気のせいで、彼女の目線は目の前に居る巴マミにだけ注がれている。
突然に話が私のことに及んで、錯覚しただけか。

その魔女は、私がこの心の中に生んだできそこない。
ついには殻を割ることもなく、消え去ってしまったけれど、私が、そうなるはずだったもの。
そんな私の想いには関係なく、彼女たちは話を進めていく。


「あなた、最初はとても無愛想だったわね」

「そりゃそうなのですよ。とても幸せだった世界からいきなり放り出されたのですから」

「私に言われたって困るわ」

「こりゃ失敬、なのです」

「でも、結局は打ち解けてくれて、嬉しかったわ」

「……マミは、昔、夢に出てきた人に似てたのです。すごくこわい夢に」

「そう、なんだ」

「超とドが付くくらいのお人よしだったので、なんだか警戒するのも馬鹿らしくなったのですが」

「言ってくれるわね」

「褒めてるのですよ」

「聞こえないわよ」



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