86:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/12(水) 00:00:01.80 ID:rvZEoW38o
それは彼女の叛逆だった。
ありとあらゆる手段で彼女の家族を奪って行く、この世界への。
それでもこの世界を憎むどころか、愛してしまう心ゆえの。
かつての私が抱いた想いの影写し。
敵対宣言であるはずのそれを、否定することなんて、出来るはずもなかった。
巴マミは涙を隠そうともしない。
垂れ落ちるそれらは、彼女の心の傷のあらわれで。
その全てを向けられた百江なぎさもまた、一つ、二つと雫を落とす。
ぶつけられた想いの大きさは、察するべくもない。
ゆっくりと、袖口に涙を拭って、そして。
言う。
129Res/85.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。