96:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/12(水) 00:10:11.69 ID:rvZEoW38o
「……ん。しょうがないなあ、もう」
それを独白で壊して、美樹さやかがまた、バイオリンの所へ向かう。
手に取ったそれを器用に扱って、弾く体制を整えて、言った。
「ね、杏子。歌ってよ」
「ん、え?」
「いいじゃん。減るもんじゃなし、あたしだけ聴かれるのも癪だし」
ほらほら、と美樹さやかが佐倉杏子の背中を押して、ステージらしき岩盤へと運んで行った。
そこにはご丁寧に、マイクスタンドを模したような形のサンゴが突き出ている。
困惑の顔を隠しきれない彼女をよそに、気分もよさそうに定位置へと戻って行く美樹さやか。
129Res/85.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。