過去ログ - メリー「さて仕事だ・・・・・・」
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161: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:31:34.31 ID:2zd/6R7Ko
男「人を、世の中を許してはいただけませんか?」

讃岐院「逝く千年の時を経て溜った怒りを無しにしろと?」

男「はい」
以下略



162: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:34:11.76 ID:2zd/6R7Ko
――――――――――― 厨房

男「いざ・・・・・・尋常に勝負!」


以下略



163: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:35:42.15 ID:2zd/6R7Ko
讃岐院「よせ、我は既に天皇に非ず」

玉藻「はい・・・・・・」

讃岐院「汝は許せそうか?人を、人の世を」
以下略



164: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:37:36.61 ID:2zd/6R7Ko

――――――――――― 居間

男「お待たせ致しました」

以下略



165: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:40:02.40 ID:2zd/6R7Ko
男「はい、植物もみな生きております、人は生き物を喰らわねば生きられぬ業を持っております故に、

  果物で有ろうが草で有ろうが殺生ならば全てに感謝し喰らうのが私の矜持でございます」

讃岐院「なるほど、確かに、ならば我もその矜持受けようぞ・・・・・・・・・なんだこれは!!」
以下略



166: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:40:50.96 ID:2zd/6R7Ko
男「それでは次にこちらを」

讃岐院「これは?」

男「牛フィレステーキでございます。こちらは仙台の和牛を使用しております」
以下略



167: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:42:25.23 ID:2zd/6R7Ko
讃岐院「我らは何もしておらぬよ、これは全て小童達、後に続いた名も無き者たちの名跡に他ならない。

     感謝をしよう、国とは人である事を思い出させてくれたこの料理に」

男「次で最後でございます、これは真似事でございますが皇居で行われる晩さん会の最後に必ず出る物だそうです」
以下略



168: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:43:37.19 ID:2zd/6R7Ko
男「はい、官僚はきらいですがね」

讃岐院「ははは、正直で結構。我はこの国が嫌いだった、自らの事しか考えぬ官、虐げられる民、どこを見ても嫌な気分にしかならなかった」

男「・・・・・・・・・」
以下略



169: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:45:21.22 ID:2zd/6R7Ko
――――――――――― 玄関

讃岐院「では我は讃岐に帰る、玉藻よ」

玉藻「はい?」
以下略



170: ◆sp6LDOtei.[saga]
2014/02/12(水) 23:46:02.29 ID:2zd/6R7Ko
男「ホントに人間じゃないんだな・・・・・・消えるとか・・・・・・」

メリー「アンタ大したもんよ///凄かったわよ!ちょっと感動した」

玉藻「一時はどうなるかと思ったけど、料理で日本最凶の妖怪を退けるなんて凄いことよ」
以下略



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