過去ログ - 魔王「人間が我に何用だ」 友「協力したいと思いまして」
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◆smf.0Bn91U
[sage saga]
2014/03/17(月) 23:52:13.37 ID:KRGZVoNl0
まるで、消えたかのように見える、常人ならば見えない程の速度。
気がつけば隣に――視界の端に、剣士の姿が映った。
魔王は階段の上。
大広間中央から伸びるその先の踊り場。
このままでは本当に、一撃で魔王が殺されてしまう。
今の魔王では、あの普通の剣すら防げるかどうか怪しい。
だからボクは身を翻し、剣士の移動先へと先回りし、魔王との直線上に立って、抜いた剣を突きつける。
「っ!」
足を止め、一瞬コチラを睨みつける剣士。
抜き去ったつもりが、いつの間にか正面に立たれた。
その圧倒的速度の差による動揺をこちらに悟らせないためか。
しかしその隙だらけの行動も僅か。
すぐさま鞘に納められたままの剣で殴りかかってくる。
その攻撃を剣で受け流し、次にこちらが反撃――
――に移るよりも速く、剣を抜いてこちらの脇腹目掛けて斬りかかってくる。
だがその攻撃はこちらの黒の鎧に防がれる。
呪いの鎧と言うものは、防御力がバカにならない。
少なくとも、魔力を通した程度の普通の刃は通らない。
「ちっ」
それを理解したのか。剣士はすぐさま後ろに跳び、こちらとの間合いを取る。
追撃したいところだが……。
「火炎龍!」
魔戦士の魔法がボクを狙う。
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