過去ログ - 魔王「人間が我に何用だ」 友「協力したいと思いまして」
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57: ◆smf.0Bn91U[saga]
2014/02/15(土) 01:09:28.50 ID:yIHQ752B0
 大きな歓声が上がる。

 頃合を見て攻撃を止め、後ろに跳んでやる。


「……へへっ。もう、終わりか……?」


 大分ダメージを受けたはずなのに、いまだ平気そうな顔を作り、不敵な笑みを浮かべる。

 ……やはり、こちらの力では満足なダメージにはなっていない。

 さすがに打たれ強い、か……。

 ……まぁ、ボクの力が弱いのもあるんだろうけれど。


 しかしそれが分かったからこそ、ボクはこうして距離を取った。


 そう……次、カウンターで一撃与えることが出来たら――さっきの警告を警告じゃなくせば、それだけで相手を倒すことが出来る。

 そこまでダメージを蓄積できたからこそ、ボクはあえて攻撃を止めてやったのだ。


 どうせこのまま続けたところで、相手は気合と気迫で立ち続ける。

 打撃による痛みしか武器で与えられない以上、あの魔戦士ならそれぐらい平気でやってのけるだろう。

 精神で痛みを吹き飛ばす、なんてことぐらい。


 だからこその、カウンターだ。

 絶好の攻撃だと思ったソレから反撃してやることで、心から打ち砕く。

 それによって、ダメージを明確なものとして自覚させてやる。


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