過去ログ - 魔王「人間が我に何用だ」 友「協力したいと思いまして」
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91: ◆smf.0Bn91U[saga]
2014/02/17(月) 01:31:05.01 ID:l1ztFggW0
 ただ、僧侶。

 彼は確かに、警戒されているだけはある。

 いまだ、あの魔物といい勝負をしている。


 彼を相手にすれば、きっと私では、勝てなかった。

 もしかしたら触れた瞬間の魔力反応に気がついて、この二人に警戒を呼びかけた可能性だってある。

 そうなれば、こう簡単には終わらなかっただろう。


 ただ友ならば、いい勝負をしたかもしれない。

 一対一ならば、だけれど。


「……まあ、でも」


 彼の仲間がこの二人じゃあ、いない方が良いかもしれないけれど。

 案外、こうして私が引き受けてしまったから、彼はあそこまで長持ちしてしまっているのかもしれない。


 足手纏いとして押し付けろ。


 そういう意図で友は、彼等の相手もあの魔物に任せろと、そう言ったのかもしれない。

 ……まあ、今更なことだけれど。


 だってもう二人とも、とっくに死んでしまっているのだし。



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