過去ログ - ユニコーン「ますたーの、一番のプラモは……わたし」バンシィ「いや、あたしだね!」
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一個前の ?=掻 です
◆4jPnOLgqH.
[saga]
2014/02/16(日) 21:43:13.68 ID:QT1sdgBQ0
??「ち、ちちちち違うぞ!これはっ、これはマスターが寒そうだから、仕方なくっ!仕方なぁぁぁくしていたのであって!
あたしが添い寝したいなぁとか思ったからじゃないぞ!ほ、本当だぞ!この爪に誓って本当だ!」
と言いながらも、全く俺の上から離れようとしない少女。所々跳ねたショートカットの黒髪に、血の色を思わせる程に真っ赤な瞳。
首元に巻かれた二股の長く黒いマフラー。腕や脚にはユニ子と同じ様に重量感のあるアーマーを装備していて、喋る度に健康的な八重歯が覗く。
何所と言わずほぼ全ての体の部品が現実離れしている容姿は、最近一緒に生活している白髪プラモデルと同じ雰囲気を感じた。
男「えっと、どちらさんですか?」
??「……あ、あたしの事わからないのか……?そんなぁ……マスタぁ〜」ガーン
彼女の言う俺の呼称、マスター。そして現実離れした容姿に、コスプレめいた格好。どう考えてもユニ子繋がりである。
まさかと思って見てみたが、やはり昨日まで棚に飾ってあった黒いモビルスーツが無い。あるのは飾る為の台座のみ。
こんなに短い期間に制作したプラモが二つも消えるとは。それに二つも空の台座があると、なんか空しいな。何の為に買った物なんだか。
??「な、なら……えっと、何処に入れたっけ。あ、あった!これでどうだ!マスターだって、見覚えあるだろ!?」
一頻り落ち込んだ後に、打って変わり何やら慌てた様子で背中に両手を回し、まるでド○えもんがポケットを漁るように物音を立てながら弄る。
それからお目当ての物を発見したのか、笑顔を浮かべた後に、背中へ回した手を前へ戻す。
眼前へ差し出されたそれは、ユニ子が頭に装備していた角とほぼ同じ。しかも角が何本も縦に並んだ形状からして、どう見ても飾ってあったもう一方の物の角だ。
男「……ばんしぃ?」
バンシィ「おぉ……流石マスター!あたしは黒獅子、RX-0二号機バンシィ!マスターとこうして会える日を心待ちにしてたんだ!」
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