過去ログ - ユニコーン「ますたーの、一番のプラモは……わたし」バンシィ「いや、あたしだね!」
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57: ◆4jPnOLgqH.[saga]
2014/03/10(月) 22:53:13.99 ID:nESSzxVm0
ユニ子「そちらも、短期なのは……相変わらずれすね。ぷらもれ、大人しい時の方が……良いと思うれす」

 ユニ子が口元に手を当て、無表情のまま「ふふり」と馬鹿にした笑いを漏らすと、これまで咽返る程に吼えていたバンシィの口が突然止む。
 俯きながら肩を小さく震わせ、もしや泣いているのではと一瞬だけ考えてしまった。だが周囲へ吹き付ける冷たい紫色の風が、その予想を消し飛ばす。

【NT-D】

 額には先程まで装備していなかった黄金の角。だがユニ子の物とは違い、縦一列に生えた四本の角は、若干禍々しい印象を与える。
 その角に縦一直線の切れ目が入り――割れる。現れるのは九本の金色。横に生え揃った八本と、中央にそびえる一本角。それはまるで、雄雄しい獅子の鬣のよう。

男「おいおい、嘘だろ……」

 角と同じ様に突然出現した黒色のアーマーは、重々しい音を鳴らしながら何箇所もの間接部がスライド。深部が露出し、周囲に金色の粒子を漂わせながら、同色に発光する。

 艶やかで夜空を思わせる黒髪と、首に巻かれた長い二股のマフラーは徐々に、角、そして露出したサイコフレームと同じ金色に染まっていく。

Dバンシィ「ふん……減らず口だけは達者じゃのぅ、白いの」

 口を閉じていた左腕の豪腕は、欠伸をするかのように四本の鋭い牙を見せながら口を開ける。変身と言われればユニ子の物も衝撃的だったが、バンシィの物はその以上だ。
 ユニ子のNT-Dは、それこそ純白という言葉が相応しい温かさがあった。だがバンシィの物は違う。先程の雰囲気が消え、口調も重圧を持った物に変化している。百獣の王といわれても納得だ。

Dバンシィ「これこそが吾のデストロイモード。本来のバンシィじゃよ、マ・ス・ター♪」



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