過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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104: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 22:00:57.01 ID:cJv6xySVo

霞「…案外お化粧の乗りが良い感じ…」

―― 結局、そうしている間に俺の化粧は進んでいく。

悲しいかな、右腕を石戸(妹)ちゃんに捉えられた時点で俺の負けは確定したのだろう。
唯一動くチャンスであった最初のタイミングを見事に石戸(妹)ちゃんに押さえられ、衝動も霧散したのだから。
その上、今の俺には見事な飴を目の前に吊るされ、そして主義主張やこれからの打算と言う言い訳も山ほどあるのだ。
もう反抗の意思は芽生える事はなく、ダメだと思いながらも人形のようにその場に固まったまま。

霞「よーし。出来たわよ」
小蒔「わぁ…」
京太郎「……わぁい」

そうこうしている内に俺のお化粧は終わったらしい。
瞬間、パッと離れていく二人に多少、頭が冷静になった。
正直、自分の顔を見るのがすげー怖い。
一体、どれだけ悲惨な状態になっているのか…想像するだけでも恐ろしいくらいだ。

初美「はい。鏡ですよー」
京太郎「…見なきゃいけませんか?」

割りと正直な事を言えば、このまますぐに化粧を落としたい。
それが無理な今日一日は自分の顔を見ずに過ごしたいというのが本音だった。
折角、鏡を手渡してくれた薄墨さんや化粧をしてくれた石戸(姉)さんには悪いけど…。
自分の化粧した顔なんていうのはそれくらい気味の悪いものなのだ。


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