過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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33: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:24:29.14 ID:cJv6xySVo

和「…急な話にもほどがあります」
優希「まったくだじぇ」
京太郎「いや…本当すまん」

そうやってジト目をくれる二人に俺は素直に頭を下げる。
けれど、二人の責めるような視線はまったく許してはくれない。
寧ろ、そうやって頭を下げた俺に視線はより激しくなり、ズキズキと突き刺さるようなものになった。
お陰で何とも居心地の悪い状態だが、さりとて許してくれと言える訳がない。

京太郎「(クリスマスの次の日、俺はすぐさま転校の事を皆に告げた)」

勿論、最初は皆驚いた。
けれど、次の瞬間、怒りへと変わったのは引っ越しが後数日と言うところにまで近づいていたからだろう。
ろくに思い出らしい思い出を作る暇もなく、ギリギリまで隠していたのだから怒るのも当然だ。
特に和の怒りっぷりは半端ではなく、そんなに自分たちが信頼出来ないのかと目尻に涙を溜めて詰られたくらいである。
その怒りは未だ冷める様子はなく、こうして駅まで見送りに来てくれても不機嫌さを隠す事はなかった。

まこ「ほらほら、そこまでにしときんさい」
久「そうよ。須賀君だって隠したくて隠してた訳じゃないだろうし」
京太郎「部長…」

そんな二人に対して幾分冷静だったのは上級生二人だ。
最初は隠していた俺に怒っていたものの、今はこうしてフォローに回ってくれている。
それは今もこうして怒りを引きずる二人とバランスをとっているのかもしれないが、俺にとっては有り難い。
自業自得だとは俺も分かっているものの、当分、会えなくなるという場面で最後まで怒られているのはやっぱり辛いのだ。



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