過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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36: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:25:22.06 ID:cJv6xySVo

和「須賀君、咲さんは…」
久「はい、すとーっぷ」
和「…竹井先輩」

しかし、そこで何か言おうとした和の声を何故か前部長 ―― いや、竹井先輩が遮った。
勿論、普段の竹井先輩はそんな風に無理矢理、人の言いたいことを遮るような真似はしない。
もっと迂遠かつ狡猾に、人の言いたい事を誤魔化させるタイプだ。
でも、今の介入の仕方はまるでそんな余裕もないくらいにはっきりとしている。
それは竹井先輩にとってよっぽど俺に聞かせたくないから、なのだろう。

久「それは和が言う事じゃない。でしょ?」
和「でも、これじゃ…あんまりです…」
京太郎「…」

そう言って俯く和の顔は悲しそうな表情に染まっていた。
今まで何度も引っ越しで友達と別れを経験してきた和でも、逆の立場は初めてなのだろう。
決して咀嚼出来ない微妙なその感情に彼女の痛みが伝わってくる。

京太郎「大丈夫だよ、和」
和「須賀君…」

そんな彼女に俺が出来る事と言えば、強がる事くらいだ。
出来るだけ強がって少しでもその痛みを和らげてやる事くらいが精一杯である。
和が何を気にしているのかは分からないけれど、俺と咲の事で気に病んでくれているのは確かなのだから。
男としてそれくらいはどうにかしてやらなければ、あんまりにも格好悪過ぎる。
咲に対して情けないところを見せまくった分、少しは男らしいところを見せなければ。



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