過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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40: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:26:44.58 ID:cJv6xySVo

久「私たちからは…はい、これ」
京太郎「ってこれ教本じゃないですか」
まこ「ま、あっちでもきばりんさいって事やね」

上級生二人からの餞別は俺が麻雀の教本だった。
二人から借りていた本もあるが、それよりも包装紙に包まれたままのものが多い。
恐らく俺への餞別の為にまた新しく二人で買いに行ってくれたのだろう。
竹井先輩は受験を目前に控えて、染谷先輩は年末の書き入れ時で実家が忙しいはずなのに本当に有り難い。

京太郎「…ありがとうございます。これでもっと強くなれるように頑張ります」
まこ「うんうん。どうせならプロになってわしんところ宣伝してくれるくらい強ぅなって…」
京太郎「それはさすがに無理ですって」

インターハイが終わってから数ヶ月の間、咲たちとずっと打っていたけれどろくに勝てなかった。
勿論、初心者である俺がインターハイで活躍したような咲たちに勝てるはずがないのだと理解はしている。
だからこそ、俺は皆に敵わない事が特に悔しくはないし、腐ったりもしていない。
ただ、自分には才能がまったくない事を、この数カ月間で俺は嫌というほど味わっているのだ。
そんな俺がプロになれる訳がないと俺は笑ってそう返す。

まこ「いや、分からんぞ。もしかしたら京太郎にも何か咲みたいな力があるかもしれん」
京太郎「だとしたら嬉しいんですけどね」

まぁ、転校先の高校に麻雀部があるのかどうかさえ俺は知らない訳だけれど。
いや、より正確に言えば、どこに転校する事になるのかさえ俺は親から聞いちゃいない。
それが余計に何かトラブルに巻き込まれたのではないかと不安にさせる一因なのだけど…まぁ、それはさておき。
ともかく、そういった力があるならば…もしかしたら皆とインターハイで会えるかもしれない。
そんな風に胸が期待を覚えたのは事実だった。


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