過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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48: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/12(水) 21:30:29.25 ID:cJv6xySVo

………


……





京太郎「…ふぅ」

俺がその地に足を踏み入れたのはもう夜も深まり始めている時間だった。
霧島 ―― 日本の中でも有数の神社である霧島神宮があるその地はもう真っ暗である。
微かに駅の明かりが漏れるだけで後は住宅地の光がポツポツとあるくらい。
田舎と言っては失礼だが、俺の地元とそう大差ない発展具合と言っても良いだろう。

京太郎「(オヤジたちは迎えが来るって言ってたけど…)」

そんな土地に一人でポツンと立つ俺はキョロキョロと周りを見渡した。
しかし、オヤジたちの姿はなく、見慣れた車もない。
迎えが来ると言っていたからてっきりオヤジたちが来るものだと思っていたのだけれど、まだ来ていないんだろうか。
とりあえず到着を伝えるメールだけでも送っておこう。

「須賀京太郎様ですね?」
京太郎「うわっ!?」

瞬間、後ろから投げかけられた声に思わず驚きの声を返してしまう。
ドキンと心臓が跳ねた勢いをそのままに後ろを振り返れば、そこには紅白の巫女装束に身を包んだ女性がいた。
年の頃は60前後で顔には年月を知らせるような深いシワが刻み込まれている。
けれど、その顔立ちは未だに整っており、若いころはさぞや美人であった事が伝わってきた。



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