過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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5: ◆phFWXDIq6U[sage]
2014/02/12(水) 21:12:18.91 ID:cJv6xySVo

―― その年の8月は俺にとって忘れられない年になった

俺の所属している清澄高校麻雀部。
そこは去年まで部長を含めて二人しかおらず、ろくに団体戦も出れないような有り様だった。
仮にも生徒議会長で人気もある部長 ―― いや、前部長や、面倒見の良い染谷先輩がいるのに新入生がいないのはどういう事なのかと気にはなるけれど…まぁ、それはさておき。
ともかく、去年までの清澄高校麻雀部は弱小というのも憚られるような崖っぷちの状態だったのである。

―― それが今年からガラリと変わった。

清澄高校麻雀部にとって幸運だったのはここが学食にやけに力を入れているからだろう。
お陰でタコス大好きな片岡優希が入学し、それに付き合ってインターミドルチャンプである原村和もまた入学した。
まぁ、より明確に言えばここで和目当てに俺も入部したのだけれど、それはあんまり関係ないだろう。
俺は精々、雑用くらいしかしていないし…それよりももっと大事な大物が後に控えているのだから。

―― 宮永咲。俺の幼馴染であり、何処でも迷子になる事だけが特技のようなポンコツ娘。

けれど、そいつは俺も知らなかっただけで、すげー麻雀が上手い奴だったらしい。
毎局プラマイゼロなんていう麻雀初心者の俺にだって馬鹿げていると思わせるような真似をしてみせた。
しかも、相手が俺のような初心者ではなく、優希や和っていう実力者相手なのだから、一体どれだけ強いんだか。
正直、俺にとっては想像もつかないくらい幼馴染は ―― 俺は護ってやらなければと思っていた文学少女は…凄い奴だった。



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