過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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662: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/12(水) 04:38:03.80 ID:MKCW1mHho

京太郎「でも、割りと本気でどうして居間なんです?」

初美「んー色々と理由がありますが、雑音が多いからですかね」

京太郎「雑音…ですか?そんな風には思えないですけど…」

そもそもこの屋敷には電子製品の類が殆どないのだ。
駆動音の一つも聞こえないこの屋敷は本当に冷たいくらい何も聞こえない事がある。
食事や団欒などで使う居間も同じで、誰もいない時は遠くで鳴く鳥の鳴き声が聞こえるくらいだ。
少なくとも長野のごくごく普通な住宅地で暮らしていた俺にはそれが雑音の多い環境には思えない。

初美「でも、厨房に近いから何かしら音が聞こえるですよー」

京太郎「あぁ、なるほど。…って言うか精神集中って静かなところでやるべきなんじゃないですか?」

初美「え?静かなところで精神集中とか別に教えなくても出来るんじゃ…」

京太郎「えっ」

初美「えっ」

なにそれ怖い。
いや、子どもの頃からそう言った訓練を受けているならともかく俺はごくごく普通の一般人ですよ?
もう女装してウィッグつけるのも違和感なくて化粧だってばっちりキメてますけど標準的男子高校生なんですってば。
それなのにいきなり雑音の中精神集中しろなんてハードルが高すぎるような気が…!

初美「…ま、何とかなるですよー!」

京太郎「え、えぇぇ…」

初美「大丈夫大丈夫。須賀君にはきっと巫女の才能がありますから精神集中だって余裕なのですー」

京太郎「一体、何処からその自信が!!」

そもそも俺は男なんで巫女の才能って言われても嬉しくないんですけど!
というか巫女の才能って一体、どういうものなんだろう。
巫女の仕事って言えばやっぱり神様に奉納するとか穢れを払うとか…そういうのだっけ。
…この期に及んでもどちらも信じていない俺にとっては適正があるとは到底思えん訳だが。


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