過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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817: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/21(金) 01:43:47.39 ID:JPW1+QVLo

「わぁ…」

京子「……」

京子「…‥あの」

小蒔「京子ちゃんは背が高いですからね」

春「…普通にしてても注目を浴びるのが当然…」

京子「私にどうしろって言うのよ…」

普通にしてても目立たないようにしても駄目とか(絶望)
うぅ…今はこの身長が憎い…。
薄墨さんみたいに小柄…とまでは言わないが、せめて春くらいの身長だったらなぁ。
少なくとも今みたいに変に目立つ事はなかっただろうに。

湧「…見えて…きた」

京子「見えて…あぁ…あそこが…」

―― 並木道の向こうから覗くその校舎は決して新しいものじゃなかった。

いや、一面に塗られた白いペンキ越しでも年季を感じさせるその建物は寧ろ古いと言っても良いくらいだろう。
おおよそお嬢様校というイメージが持つ華やかな雰囲気とは真逆な地味で堅実な校舎。
しかし、俺たちと同じ制服を着た永水女子の生徒たちは皆そこに向かっている。
ということはやっぱりあそこが俺がこれから通う…永水女子なのか。

京子「…何かイメージとちょっと違うわね」

明星「まぁ、ここから見える範囲だとちょっと古くさいかもしれないですね」

京子「実際は違うのかしら?」

明星「はい。ここからじゃ見えませんけれど、テラスや中庭は英国式を取り入れていますから中々に雰囲気があると思いますよ」

京子「…英国式…あまり私は詳しくないけれども、それってパブリックスクールになるのかしら?」

春「…本来のパブリックスクールは男子校或いは共学…」

小蒔「だから、その定義には当てはまらないかもしれないです。パブリックスクールだ、とは入学のパンフレットには書いていないですし」

春「一応、永水女子は明治時代、イギリスに留学していた人たちによってパブリック・スクールを規範にして作られただって書いてあるけど…」

京子「なるほど…」

その辺の説明は口調やら思考やらに慣れるので手一杯でろくに出来なかったからなー。
しかし、まぁ、お嬢様校という事しか知らなかったが、やっぱり結構、歴史のある学校だったらしい。
まさか明治の時代にまで遡るとは…あ、いや、ちょっと待て。


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