過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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837: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/21(金) 02:01:46.49 ID:JPW1+QVLo

「でも、今回だけはその前例を破って、しかも、わざわざ学園長自らのお達し」

「…ともなれば相手はやんごとなき身分の人…と思っても仕方がないでしょう?」

京子「…確かにそれは分かりますけれど…でも…私はそういうのじゃないですよ」

京子「何処にでもいるごくごく普通の生徒です」

「その割には動きが洗練されているし発声も綺麗よね」

「…まるで最初から人を引きつける為の訓練を受けてきているみたい」

京子「そ、それは…」

い、言えない…。
動きに関しては女らしさを身につけるのに舞を練習しているからで、発声については女声を出す為だなんて…!!
でも、何かこのままじゃ話が変な…というかやばい方向に行きそうだし…!
な、何とか…何とかしてこの誤解を解かないと…!!

「ふふ、ごめんなさい。ちょっと意地悪だったかしら?」

「でも、私は須賀さんの正体当てがしたい訳じゃないのよ。ただ、何か問題があったら遠慮なく頼って欲しいの」

京子「…良いのですか?」

正直なところ、人には言えない事情を山ほど抱えている俺にとって先生からのその提案は有り難い。
先生からのフォローがあるともなれば、バレる確率もグッと少なくなるのだから。
あんまり頼りすぎてバレないように注意はしないといけないけれどあるのとないのとでは大きく違う。

「勿論よ。これも仕事だもの」

京子「…ありがとうございます」ペコッ

「いえいえ…あ、教室はそこよ。自己紹介とか大丈夫?」

京子「えぇ。大丈夫です」

「じゃあ、呼んだら入ってきてね」

京子「はい」

「それじゃまた後でね。はーい、皆、おはよー」ガララッ

「「「おはようございます、先生」」」

おぉ元気な返事。
でも、あんまり中の事ばかり考えている余裕はないよな。
何せ、先生にはああやって返したものの、自己紹介とかまったく考えていなかったし。
いや、まぁ…中学高校と自己紹介そのものは適当にやってたから出来ない訳じゃないだろうけどさ。
今の俺が【須賀京子】というまったく別人を演じている訳じゃなければ余裕と言っても良いくらいだ。


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