過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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852: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/21(金) 02:14:58.11 ID:JPW1+QVLo

湧「でも…」

春「…じゃあ、私が一緒に行く」

小蒔「え?春ちゃんがですか?」

春「うん…それなら問題ないはず…」

京子「春ちゃん…だけど…」

確かに春が来てくれると有り難い。
一人よりも二人の方が選択肢は大きく幅が取れる。
けれど、俺はこれから間違いなく揉め事に首を突っ込むのだ。
よっぽど上手くやらない限り、春もまたその揉め事に巻き込まれてしまう。

京子「…っ!」

しかし、そうやって逡巡している暇は俺にはなかった。
視界の端にかすかに捉える女の子たちが男に囲まれるようにして移動を始めたのである。
このままここで迷っていたら女の子たちを見失って大変な事になってしまうかもしれない。
ここで押し問答をしているだけの時間はもうないのだ。

京子「…じゃあ、春ちゃん、悪いけど着いてきてくれるかしら?」

春「…大丈夫」

小蒔「じゃあ、皆で先に帰っておきますね」

明星「早めに帰ってこないとお夕飯減らしちゃいますからね」

湧「二人とも……気をつけて」

京子「…えぇ。皆、またお屋敷で」

それは皆も分かっているのだろう。
その目に心配そうなものを浮かべながらも俺たちに背を向けて歩き始めた。
それに一つ安堵を浮かべたが、しかし、気を緩める訳にはいかない。
これはまだ前提条件をクリアしただけであって、ここからが本番だって言っても良いくらいなのだから。



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