過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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861: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/21(金) 02:23:19.98 ID:JPW1+QVLo

「奥にいる子たちの前でヒィヒィ泣き叫ばせてやる」

「いや、待てよ。最初は俺だぜ」

「分かってるってさっきのケリの分だろ」

「その代わりさっさとしろよ。後がつかえてるんだから」

「へへ…って訳だ。さっきの分も思っきり乱暴にしてやるから覚悟しろよ」

京子「…覚悟ですか」

京子「…それをするのはあなた達の方ではないですか?」

「はぁ?」

「おねーさん頭おかしくなったんっすか?」

「女一人で男四人に勝てる訳ねぇだろ?」

京子「ふふ、さっきその女に蹴られて泣いてた人が言うと説得力がありますね」

「てめぇ…!」

京子「それに…そもそも私が一人だとは限らないですよ」

「さっき逃げた二人か?」

京子「まさか。あんなに震えていた二人に戦えというほど私は外道ではありませんよ」

「…じゃあ、誰がいるって言うんだ?」

京子「あなた方の一人でも後ろを振り向けばその理由が分かりますよ」

「…後ろ?……………………え?」

―― そこにいたのは小さい山のような巨人だった。

身長は220cm。
肩幅は俺の眼の前に居る奴らの二倍近く太い。
髪は綺麗に剃り上げられ、見事なスキンヘッドを晒している。
口元に髭を蓄えた顔はいかつく、黒いサングラスを掛ける姿も異様なほど様になっていた。
そんな男が黒いスーツを着ているんだからどう考えてもカタギには見えない。
人によってはシティでハンターな漫画の中から現れたと思ってもおかしくはないだろう。

「…お嬢様、こういった無茶はほどほどにしておいて欲しいんですがね」

京子「あら、山田さんがいなければ私だってこういう無茶はしませんよ」

初日に車を運転していたその人は今、俺が逃げ出さないかを見張る監視役だ。
勿論、監視役なので別に俺を危険から護ってくれるって訳じゃない。
しかし、本当にやばい事に巻き込まれた時には助けなければいけないはずだ。
俺の秘密がバレてしまえば、逃げる逃げないもないのだから。
確証があった訳じゃないが、それでもその人は ―― 山田と言う名の神代家のボディガードは俺の思惑通り助けに来てくれたらしい。


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