過去ログ - 【咲―Sski―】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」【永水】
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893: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/03/22(土) 01:48:43.38 ID:C4SJJi/+o


………


……








それからはまぁ平穏無事に終わったと言っても良いだろう。
逃げた女の子たちは最初、怯えていたが、俺が無事だと分かると涙を漏らしながら抱きついてきた。
多分、よっぽど怖かったのだろう。
俺の作り物の胸に顔を埋めて十分二十分と泣き続けていた。
俺はそんな二人を慰める為に抱きしめていたのだけれど、その最中、春が俺のことを見つけて ――

京子「(…で、不機嫌になったんだよなぁ)」

まぁ、心配してた相手が女の子二人抱きしめていたらそりゃ不機嫌にもなるよな。
一応、外見的にはもう殆ど女な訳だけど、俺が男である事を春は知っている訳だし。
別にデレデレなんてしてなかったと思うが、心配して損をしたと思わせてもおかしくはない。

京子「(ま、それも帰るまでには治ったんだけど)」

怖がる女の子二人を家まで送ってお屋敷へ。
最初こそ面白くなさそうだった春も二人で帰る間に機嫌を直してくれたらしい。
お屋敷に帰った頃には何時も通りの春に戻ってくれていた。
それであの事件の影響はもう完全に終わって、後は普段通りに過ごす事が出来たのである。

京子「(…まぁ、普段通りに過ごせたと言ってもやっぱり心配は掛けたのだろう)」

俺が連絡を入れるまでの数十分、生きた心地がしなかったと小蒔さんは言っていた。
流石にそれは大げさだろうけれど、しかし、他の皆にも心労を掛けてしまったのは事実だろう。
屋敷に帰ってきた俺を前にして皆はその感情を表に出さなかったけれど、それを含めて申し訳ないと思っている。
でもさ…でも……流石にこれが厳重過ぎやしないか…?


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