過去ログ - あずさ「固想」
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2: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:07:26.66 ID:NAIAVvAC0

「あ、そ、それじゃあ私帰りますね!」

慌てて横をすり抜けていった春香ちゃんを見送り、事務所の扉を開く。

以下略



3: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:08:01.72 ID:NAIAVvAC0

プロデューサーさんと小鳥さんが出迎えてくれました。
コートを脱ぎ、ハンガーにかけてラックに吊るします。

「外寒かったですよね?今お茶入れてきますね。」
以下略



4: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:08:41.45 ID:NAIAVvAC0

「竜宮小町は皆よくやってくれてますから、安心できますね。」

そう、笑顔で言うプロデューサーさん。

以下略



5: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:09:20.85 ID:NAIAVvAC0

私が言うと安堵したような表情を見せてくれました。
話しながら机を見ると可愛く、綺麗にラッピングされた箱が一つ置いてありました。
きっと、春香ちゃんがプロデューサーさんに渡したのね。
さっきの様子を見ていたら、そうなのだろうと思えました。
以下略



6: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:09:54.23 ID:NAIAVvAC0

「あの、プロデューサーさん…。」

「どうしました?あずささん。」

以下略



7: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:10:25.31 ID:NAIAVvAC0

「いえ、何でもありません…。」

「? そうですか。」

以下略



8: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:11:12.86 ID:NAIAVvAC0

「あずささんは、それで後悔しませんか?」

「え?」

以下略



9: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:11:41.76 ID:NAIAVvAC0

「さっき春香ちゃんが来て、一所懸命にチョコを渡す姿を見て。私は勇気をもらいました。

 だから、私もチョコを渡そうってそう思ったんです。」

以下略



10: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:12:09.92 ID:NAIAVvAC0

「今のあずささんみたいに、渡そうとして諦めて。何度繰り返したことか…。」

自嘲気味に、表情を曇らせて言います。
しかしすぐに笑みが戻ってきました。
以下略



11: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/02/14(金) 21:12:40.90 ID:NAIAVvAC0

「こほん…。とにかく、渡さないで後悔はしたくないって思ったんです。」

「音無さん…。」

以下略



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