過去ログ - モバP「アイドルのいる風景」
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20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:29:01.55 ID:lf+VB/Zqo
数日後。作戦は決行された。作戦とは言うものの事はとても単純なものだ。
当日。幼いほうの凛が普通の凛として事務所に向かう。そしてお昼時になった
ら他の二人とプロデューサー、そしてちひろを連れ出すというものだ。おそらく
中に無人となったら事務所のカギは閉められる。なので普通の凛は前日より事務
所の凛専用ロッカー内に潜む事になった。もしも二人の凛が同時に見つかったら
一大時になる。しかし彼女たちが考えた限りではこれが一番真実に近づけるもの
だと確信していた。

狙うのは事務所の資料。この事務所にいたかつてのアイドルの情報だ。詳細な個
人情報はないにしてもなにかしらの記録、過去が残されている。そうでなければ
プロデューサーの机の後ろの棚にぎっしり詰まったファイルの存在はおかしい。

「よろしくね」

そう言い残し、事務所のみんなを連れて幼い凛は出て行った。遠くで事務所のカ
ギが閉まる音を確認してからロッカーを出る。いつ帰ってくるかもわからない。
すぐにプロデューサーの机まで行き、後ろの棚のガラス戸を開ける。しかし開か
ない。カギがされていたのだ。探す暇なんてありはしない。そもそもなぜカギな
んてかけられているのか。そんなに大事な資料なのだろうか。凛は意を決し、プ
ロデューサーの椅子を持ち上げ、ぶつけた。

派手な音共に散らばるガラス。椅子を投げ捨てて、ファイルを一つ抜き出す。青
いプラスチックで出来たファイルは無地で何も書かれていない。例えばいつの記
録だとかわかりやすく背表紙に書くものではなかろうか。だがそれを気にしてい
る場合じゃない。凛はそれを開いた。


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