過去ログ - 【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生？」淡「その１３♪」 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価】京太郎「派遣執事見習い高校生？」淡「その１３♪」

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35: ◆t2KkLw8Fc7QA[saga]
2014/02/18(火) 03:30:04.80 ID:o4CDgTBUo

＞菫

菫「ん……いかんな、眠っていた……」

京太郎「まだ大丈夫ですよ。もう少し休んでても、平気ですからね」

菫「……京太郎くん、起きていてくれたのか……いや、大丈夫さ。そろそろつくだろうし、起きているよ」

京太郎「では、こちらどうぞ……薄めの緑茶ですけど、目が覚めますよ」

菫「ありがとう……うん、おいしいな」

菫「照から少しだけ聞いていたが、宮守の方たちもいい人だな……彼女らと離れるのも、やはり寂しかったんじゃないか？」

京太郎「まぁ……はっきりと言うのは恥ずかしいですけどね。でもやっぱり、そうだと思います……あの日も、それに今日も……寂しいです」

菫「……それでも、続けるのかな……派遣執事は」

京太郎「……そうですね。これは、色々な学校へ行くいい機会ですから……色んな人に出会って、色んなことを学べるなら、と」

菫「……ずっと、うちにいてくれると助かるんだがな」ﾌﾌｯ

京太郎「すみません、それだけは――」

菫「わかっている。君は清澄の部員だ……いまは、少しの間だけでもいてくれる、そのことに感謝するよ」

京太郎「……そう思ってくださるなら、本当に嬉しいです」

菫「君は少し、自己評価が低すぎるな……もっと自信を持ってもいいと思うよ」

京太郎「――そうでしょうか。俺の周りにいる人たちは、もっとすごいですから……少しでもそこに追いつけたと感じるまで、そうはなれないと思います」

菫「やれやれだな……だが、うん……言われて簡単に直るものではないだろうさ。それなら、納得いくまで頑張るといい……私も、協力するよ」

京太郎「はい、白糸台のみなさんにも本当に――」

菫「違うよ」

京太郎「えっ」

菫「白糸台じゃない……私が、私自身が……学校なんかとは関係なく、協力するよと……約束するんだ」

京太郎「……菫、先輩……」

菫「気がつけば手は差し伸べるが……まぁ、情けないことだが私は、さほど気の回らない人間だ」

京太郎「そんなことは――」

菫「まぁ、だから……困ったことがあれば、言ってくれ。力になるから……な」ﾌｯ

京太郎「……はい。そのときは、よろしくお願いします……頼りにしてますよ」

菫「……嬉しいことだな、君に頼られるというのは……」ﾆｺﾆｺ

京太郎「――――」

菫「どうした？」

京太郎「……あっ、いえ、その……すいません、つい見惚れてしまって……」

菫「なっ――」

京太郎「やっぱり、笑顔が綺麗ですね」ﾆｺｯ

菫「～～～～～～～っっっ////　バ、バカ、もっ……のぉ……年上を、からかうなっ……」ﾌﾟｲｯ

京太郎「あ、そろそろ駅につきますね……起こしましょうか」

菫「……もう少しだけ、いいだろう……せっかく、二人なんだからな……」

京太郎「……わかりました。もう一杯、お茶いかがです？」

菫「もらおう……おいしいよ、ありがとう」

・菫好感度＋１

～連休終了、次回は１２月第三週月曜――淡の誕生日

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