過去ログ - 【安価二週目】京太郎「義姉さん達がどうしたんだ?」 咏「Part3」
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101: ◆qV6dwdDny6[saga]
2014/03/04(火) 01:08:52.97 ID:p/G8K0S6O
気がついたら寝てた…酒は飲んでも飲まれるなだな

ヤンデレ白望2

「あの時は死ぬと思った」

何時の間にかYシャツを着たシロが隣にきていた。

「動くのがダルくて動かなかったんだったっけ?」

「うん…それもあった」

「それもって?」

シロの方を見ると相変わらず虚ろな目で此方を見ていた。

「…秘密」

そう言ってまたシロは布団に倒れこんだ。

「秘密って教えてくれよ」

後ろを向いてシロを見る。布団に潜り込んで顔だけを出していた。

「…嫌」

こうなったシロは梃子でも動かない。俺は諦めてまたペンをとった。

「思えばあれだよな…小説みたいな出逢いだった」

そう何気なくシロに言ってみる。偶々出会った二人がこうやって結ばれる…普通なのかもしれないが俺にとっては何よりも大切な事だ。

「運命だから…」

シロの声が聞こえる。

「ああこれはきっと運命だ」

次は再開の物語を記そう。
舞台は岩手。清澄の重圧に耐えられなかった俺が父と共に岩手に行った話を…

「……そう思えば清澄の皆には感謝だな」

嵐の清澄…長野のダークホースと呼ばれ、全国優勝した麻雀部は今はもう無い。正確には二度と表舞台には出てこなかった。

俺が二年の夏には清澄高校に麻雀部は無くなっていたからだ。
理由は解らない。
優希に聞いても教えてはくれなかった。
咲や和は俺に謝るだけ。

そして三人とも最期に呟く。

「鈴の音が聞こえる…」

部長…竹井久と染谷先輩についても書きたいのだがそれはやめておこう。これはシロの話だ。

「それにしても…清澄に何があったんだろ」

その問いには誰も答えてはくれない。ただ俺の知らない所で何かが起きたのは間違いなかった。


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