過去ログ - 【安価二週目】京太郎「義姉さん達がどうしたんだ?」 咏「Part3」
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◆qV6dwdDny6
[saga]
2014/03/02(日) 22:07:01.93 ID:8H1d1vzzO
「…これまだ未開封のスポドリですゆっくりでいいから飲んでください」
スポドリの蓋を開けてを渡そうとするが身体を動かそうとしない。
「…飲まして」
重度の熱中症の場合、身体を動かせないのだろうか?
「わ、わかりました」
ゆっくりと女性の口にスポドリを近づけて、飲ましていく。少ししたら離してまだいるか聞いてみる。
「まだ…」
そう言われたのでまた同じ動作を繰り返す。三回ほど繰り返した所で満足したみたいだ。
「ハンカチか何かありますか?汗を拭かないといけないんですが」
「スカートの左ポケットの中…」
「出してもらっていいですか?」
「……やって」
女性はそう言って目を瞑った。
「ま、まってください。さすがにそれはマズイですよ!」
知らない女性のポケットに手を入れるなど俺にはできない
「……」
女性は何も応えないまま少しだけ息遣いが荒くなるここにきて悪化したのか?
「ああもう…すいません」
女性の下に腕を押し込んでお姫様抱っこして木陰にいく。
「もう少しで救急車が着ますから」
自分のハンカチで汗をふく。
「……ありがとう」
「お礼は治ってからにしてください」
それから十分後に救急車が到着するまで俺は女性の看病。何時の間にか女性の手には俺のハンカチが握られていた。
それが俺と小瀬川白望の出逢い。
俺は救急車で搬送されていくのを見送りながら俺は気がついた
「あっ…ハンカチ返してもらってない」
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