6: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 10:10:14.99 ID:68OsJc7r0
飛鳥のありがたい講釈を聞き流しつつ、今日のスケジュールを確認する。
……こいつ午後からレッスンじゃないか。どんだけ話したかったんだ。
「あくまでボクの話を聞いてくれるつもりはないんだね。
7: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 10:31:57.63 ID:68OsJc7r0
「タチの悪い冗談はよせ」
「嘘じゃないよ?」
そう言って飛鳥はコートのボタンを外し始める。
8: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 10:36:51.95 ID:68OsJc7r0
「ふふっ、どうかな? 今日の服は可愛い?」
飛鳥はーーちゃんと服を着ていた。
してやったりと微笑む顔を見て、からかわれたのだと気付く。
9: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 10:48:25.34 ID:68OsJc7r0
「はぁーっ」
安心ついでに怒る気力も失せた。椅子を戻して座り直す。
飛鳥の方は床に落としたコートを拾ってハンガーにかけている。
10: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 11:01:43.49 ID:68OsJc7r0
飛鳥が戻ってくる。
よくよく見ると、この格好薄着じゃないか。
スカート丈はパンツが見えそうなくらい短いし、上は首回りに襟が見えないようにチョイスしたのかノースリーブだ。
11: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 11:09:23.60 ID:68OsJc7r0
「バカなこと言っているな。アイドルが身体壊したらどうする」
スーツのジャケットを押し付ける。
「……まぁ、Pに怒られたら仕方ないか」
12: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 11:25:48.70 ID:68OsJc7r0
「……ねぇ、P。一見矛盾している二つの事象も、排他であるとは限らないんだ」
まだ続いてたのかその話。それとソファの上で体育座りするな。そのパンツ網膜にインプットされたから今夜のオカズにするからな。
「表と裏は一つの立体の中に共存している。
13: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 11:36:32.41 ID:68OsJc7r0
「アイドルとして活動する世界も、ボクが14年間生きてきた世界が舞台だ。
あれだけ嫌っていた日常は、ちょっとめくれば非日常に溢れている。
ボクは口で嫌がるだけでなにも行動しないでいた。
14: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 11:42:00.45 ID:68OsJc7r0
「30点」
「……いつも辛いな。どうしたらキミが満足できる点数が取れるんだい?」
「どうでもいい理屈捏ねすぎなんだよ。それに結構こじつけだし。
15: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 11:49:50.16 ID:68OsJc7r0
「……もう。」
膨れて飛鳥は体育座りのまま横に倒れる。そのおかげさまで今夜のオカズがもう一つ増えた。
本人には絶対言わないがこいつ完全に俺のタイプだから妄想のネタにはいいんだよな。
16: ◆D34ot4njLd01[saga]
2014/02/18(火) 11:52:53.12 ID:68OsJc7r0
飛鳥の痛い性格を表現しようとして、自分が痛いことしてたサーセン。
以後気を付けます。
お読みいただきありがとうございました。
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