過去ログ - 勇者「2024年……標的は魔王」
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133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/30(水) 01:39:35.86 ID:MJoCTaZi0
『私は本来なら練習用のエアドライバーには使われません』
少年「わ、分かった……この、状況はどうしたら良いんた?」
『冷静に空を掴む感覚が重要です』
少年「冷静に空を掴む感覚?」
『故障時の避難飛行のサポートは行いますが、操縦が容易な通常時の飛行サポートは行えません』
『操縦者がパニック状態に陥った時のみのサポートは行います』
少年「分かった……やってやる……!!」
シュウウウウウウ
少年「!!」
シュウウウウウウゥゥゥゥゥ
飛べた!自分の意思で自在に空を飛んでいる!
速さも思いのままだ!
少年「なるほど……簡単だな」
『高所恐怖症は大丈夫かな?』
少年「こっちは……」
『僕だよ!』
少年「本当に脳の一部みたいだな、賢者の思うままか」
『僕主導で開発したからねー』
少年「うん……高所恐怖症は大丈夫だよ。この酷い指導で治ったよ」
『それなら良かった。じゃあ戻って来てね』
少年「分かった」
『練習用エアドライバーのサポートを終了します』
皆の元へ戻るか……
ブーブーブー
『ーー緊急オペレーションを開始します』ブーブーブー
少年「!」
なんだ?警告音と共にオペレーションエアドライバーが再び作動したぞ?
『前方に魔物が接近。全速力で逃げても追いつかれます。迎撃の用意を』
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