過去ログ - 勇者「2024年……標的は魔王」
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88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 23:20:55.92 ID:C+IPFCrM0
少年「うっ……」
そんな目で見られると断れないじゃないか。
少年「まぁ……時間内に帰って来れるなら」
姫「本当?」キラキラ
おお……目が輝いています。
姫「よし、じゃあ行こうか」ルンルン
暇を持て余しているのかな?随分と楽しそうだ。
少年「何処に連れて行ってくれるんだ?」
姫「ふふふ、内緒かな」スッ
姫「ほら、手を握って」
少年「え?」
少年「ど、どどどどうして手を!?」
姫「どうしてって。少年もそうやって来たじゃないか」
少年「ああ、なるほど」スッ
だから東京からこっちの学園まで来たのか。
姫「一応、家が遠い人全員に配られているらしいよ?学生証と一緒」ギュッ
少年「配られる?」
姫「簡易転送魔導陣」
そう言うと姫は学生証の最後のページに付いた魔導陣を見せてくれた。
少年「なるほど、魔導が使えない人はそれを使うのか」
姫「一般人には内密らしいけど、こんなのバレバレだよね」クスクス
少年「そうだな……ってまだ転送しないの?」
姫「あっ……忘れてた」キィィィン
姫「手を握っている時間が楽しくてつい……ね」
プシュンッ
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