過去ログ - 妹「完璧すぎる兄は○○である」
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29: ◆ZuU1SJY84s[saga]
2014/03/23(日) 23:09:05.98 ID:SkV53I/d0
親友「おはようございます、楓先輩」

先輩「やぁ、昨日ぶりだねぇ」


先ほどの奪い合いが無かったことにされる。たった今、道端で会ったかのように平然と挨拶した。てか楓さんて言うんですね。
昨日は、ボーイッシュ先輩で私の中は登録されていた。名前を聞く暇がなかったから仕方がないことだけど、知れば知るほど私にプラスになるようなことが無いのかもと思った。
全く絡んだことがないのに私の耳を甘噛みしたのだから、普通そっち方面の人かと思ってしまう。
私はもちろんノーマル。だれに説明するでもなく頭の中で答えていた。


妹「おはようございます」

先輩「名前、言ってなかったよね?」


自己紹介してないのに親友が名前を知っていたことに少なからず驚いた様子だった、


親友「知ってますよ、生徒会ですから。それにスポーツ関係ではだれでも知ってると思います」

そんなに有名な人なんだ。というのが本音。引きこもりコンテストに登録してる私には逆の世界の人は特に知らない。興味もない。
でも先輩は「物知りだね」というだけで自分の事には興味がなく、逆に私たちの事が興味津々といった様子だった。


先輩「ねぇねぇクラスはどこのクラス?」

妹「1-Aですけど?」

先輩「そうなんだ、今度遊びにいくね」


素直に『はい』と言えなかった。先輩は同性の私から見てもすごく綺麗な人だ。それなのに飾りっけはなくショートの髪が勿体無いと思いつつ、もし髪を長くしたら?と、その破壊力は脅威だと思った。クラスの男子が女子に隠れてランキングをしているところに乱入して、私のランキングは?って聞いてもすぐに上位三位以内に入れると言える。聞かれた男子は惚れるだろうな。


先輩「いやーいいこと聞いた、学校がつまらなかったら楽しみが増えて嬉しいよ」

妹「…」


どさくさに紛れて頭を撫でないで欲しい。それは姉妹がするようなことだと思います。…嫌じゃないけど。


親友「こほん、みーちゃんの頭を撫でて良いのは私だけです」


初耳だ。てか貴女も参加しないでください、ハゲたらどうするんだ。私より背が低いのにお姉ちゃん見たいな優しい笑顔で撫でるんじゃない。
はたから見たら奇妙な光景だろう、真ん中に私、両脇には私の頭を撫でる謎の人物たち。
学校で変な噂が流れる前に、逃げるように学校へと向かった。



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