過去ログ - 妹「完璧すぎる兄は○○である」
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33: ◆ZuU1SJY84s[saga]
2014/03/25(火) 00:11:33.55 ID:o0ovhAzU0
先輩は今さっき知ったけど、親友は恐ろしく運動神経がいい。追いつかれるかと思ったけど結局、学校に着くまでどちらも追いついてこなかった。
それもそれでいいけど、少し納得しない様な妙な感じを覚える。
校門を過ぎて下駄箱へ向かう。クラスメイト数人とすれ違ったけど挨拶は無かった。何時もの事、気にしたって意味がない。
別段いじめられてるわけでもなく無視をされてるわけでもない。話しかければ答えてくれるだろう、自信はもちろんない。

下駄箱から廊下へ、そして自分の教室へと向かう。いつも通り、私は冷静、クールになるぜ。

教室のドアを開き、窓側の一番奥の自分の席に座る。座ると同時に時計を流し目で見ながらその下にある時間割を確認した。最初は古典か…嫌い。
と、誰かと目が合った気がした。気のせいかと思い、意味もなく確認してしまう。今度は確実に目が合った。


女子「…っ!」


一番賑やかな女子グループの一人だ。すぐに目を逸らされる。傷つくなぁ、別に見つめ合うつもりはないけどなんかな…。少しだけため息が出た。
親友はまだ来ない、どこかで生徒会関係で捕まってるのだろうか?
考えながらホームルームが始まるまでの時間を潰す。おっと忘れてた。誰にも話しかけられないように雰囲気を出しとかないと。
鞄から家の棚から選んだ適当な小説を取り出す、今日は何を選んだんだっけ。


「あ、あの」

妹「え?」

女子「ちょ、ちちょっとお話があります」


適当に持ってきた小説を選んでいると先ほどのグループの女子が話しかけてきた。感想は初めての自己紹介でテンパる女の子かと思った。それにしたってテンパりすぎだけど、いつもはしゃいでるのに私に話しけるだけでどうしてそこまで取り乱せるのか聞いてみたい。そんな目の前のモジモジする女の子をつい可愛いと思ってしまった。


妹「ど、どうしたの?」


いかん、私もテンパった。そもそもボッチは基本的にコミュ障と言われてるらしい。重症だとパニック障害だっか、そんなことはどうでもいい。私のほうがコミュ障だと悟られるのがなんとなく嫌で顔だけでも冷静を装う。





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