過去ログ - 博麗霊夢「飛べない巫女はただの巫女よ」八雲紫「黙れ小娘!」クワッ
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14: ◆uQaas1cni3SM[saga]
2014/03/04(火) 22:26:44.39 ID:WLltgsgL0




「ふ〜ん。……フン、分かったわ。それで、その異変を起こしたのは誰?目的は?」

紫「それは答えられないわ。言ったでしょ”巫女が異変を解決してきた”って。異変の根幹に関わることは自分の手で調べるの。
  自分で調べて自分で解決するの」



なるほど、本当ならこの空が赤い事自体を異変だと気がついて自主的に動くものなのか……



紫「けどまぁ、”どこに行くべきか”は今回限りで教えてあげるわ。一応”試験”だし」



またスキマをひとつくぱぁ、と開いて地図を取り出した。机に広げて地図の一点を扇子で指す



紫「ここよ。貴方がやるべきことは”異変の解決”と”異変の首謀者を突き止める”事に加えて”異変の目的が何なのか”を
  調べなきゃならないわ」

紫「ま、いつもどおり難しく考える必要は無いわ。手段は余り問わないし、貴方なりのやり方でこの試験を乗り越えて見せなさい」

紫「ちなみに誰かと一緒に異変を解決するのもアリよ。一人の力じゃどうしても限界があるから。
  ただし、人任せはダメ。異変解決は貴方がやり遂げるのよ」

「りょーかい。で、何か条件とかあるの?……期限とか、なるべく具体的な物があるなら今のうちに聞いておきたいんだけど」

紫「特に無いわね〜。まぁ、強いて言えばだけど……」



にっこり、と

その笑顔を見た瞬間、理由も無く、なによりもまず”やばい”と感じた時には

紫はすたすたと近づいて片手を背中に回し、私はあっという間に引き寄せられ体のほとんどが紫と密着した状態になる

姿が人のそれなだけだけに私もよく忘れそうになるが、紫は妖怪だ。

妖しく怪しい存在だ。少しでも隙を見せればあっという間に飲まれ、支配される。だからこそ、妖怪を相手にするときは
心を強く保たねばならないと、巫女の試験の一つ”妖怪との戦い”で私が実感し、学んだ事だ

油断していたなら、喰われるの私だ



「っ!?」

紫「ありえないかもしれないけど、”信じて送り出した巫女が異変の首謀者に共感して幻想郷を壊そうとしている”なんて事になったら」



ドスッ、と扇子が私の首を貫いた



                     紫「誰よりもまず、私は貴方を殺す」






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