過去ログ - 博麗霊夢「飛べない巫女はただの巫女よ」八雲紫「黙れ小娘!」クワッ
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72: ◆uQaas1cni3SM[saga]
2014/06/02(月) 00:08:15.61 ID:ahaL5upi0



私は逃げていた。しかし、それはさっきまでのような全力疾走とは程遠い

今にも崩れて落ちてしまいそうな足を必死に動かしてはいるが、思うように前に進まない
千鳥足にも似た足取りだった



ルーミア「捕まえたーーー!!」

「っぁ!」



私は呆気なく捕まった。背中の荷物は地面に落ちて中身をばら撒き、私は
勢いそのまま地面に押し倒された



「嫌!放して!!放してよお!!」

ルーミア「むぅ〜!ダメ!お腹空いてるの!今日こそ食べるの!霊夢の肉はおいしいに違いないの!!」

「っ!」



必死の抵抗も余りに無力。恐怖に支配された私の体から引き出される力は余りにも脆弱で
自分よりも軽く、小柄な、本来なら投げ飛ばす事だって出来るような存在のルーミアに押さえつけられたのだ

鷹に捕まったネズミのように、私はがっしりと動けなくなってしまった



「い、いやぁ……食べないで……お願い。死にたくない……」

ルーミア「やだ……んむっ」

「ひっ!!」



首の付け根に感じる生暖かい温度とざらりとした触感

食べられる

そう思っていたが、違った。ルーミアは味見をしていた。その舌で私の肉の味を確かめたのだ
数年前、初めて味わった時と違っていないかどうか






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