過去ログ - 博麗霊夢「飛べない巫女はただの巫女よ」八雲紫「黙れ小娘!」クワッ
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96: ◆uQaas1cni3SM[saga]
2014/07/27(日) 20:39:59.89 ID:3GpKiWbh0



「美鈴さんは……すごいですね。私なんか、全然ダメです」

美鈴「? どうしてそう思うんですか」

「……私は、実は博麗の巫女として選ばれた人間なんです」

美鈴「博麗の巫女……十分すごいじゃないですか!幻想郷でその存在を知らない妖怪はいないほどですよ?」

「まだ、候補です。……今は最終試験の真っ最中で、時間は限られてませんけど、この試験が合格出来れば私は博麗の巫女として
 認められるんです……」

「でも―――――」



私は全てを話した。自分のトラウマを、自分の過去を少しだけ

思えば、私が初対面で自分の過去を話したのはこれが初めてかもしれない

それが美鈴さんの能力のせいなのか、或いは、それほどまでに私は弱っていたのかは、分からないが……



美鈴「…………」



美鈴さんは最後まで黙って聞いていた。時々、私があの時の恐怖を思い出しそうになった時、美鈴さんが優しく頭を撫でてくれた



「……情け無いですよね。私は博麗の巫女として、どんな妖怪にも負けないくらい強くなくちゃならないのに
 そのために修行もして、妖怪と戦えるようになったのに……なのにッ……あんな!」



あぁ、ダメだ。堪えないと。また泣いてしまう

目が熱くなるのを感じて、私はこれ以上情け無い姿を見せたくなくて、腕で目を隠す



美鈴「……何も、恥ずかしがる事はありませんよ」



そう言って、美鈴さんは頭を撫でてくれた






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