11: ◆FykFYfN./M
2014/03/03(月) 00:05:40.71 ID:fW/h3zZ50
お城の前までやってくると、一人の少女がふさぎ込んでいました。
雪歩「はぁ…王子様。」
やよい「どうかしたんですか?」
やよいは馬車を止めて、そのこの話を聞くことにしました
雪歩「私、ここの使用人をやっているんですが、ダメダメな私は舞踏会に参加する資格があるはずもなくって、なんかもう穴掘って埋まろうかなって…」
やよい「そんな…!お姉さんは、王子様のことが好きなんですよね?」
雪歩「はい…でも、ひんそーでひんにゅーでちんちくりんな私は釣りあわないから…」
はなしている間にも少女は穴を掘り進めていきます。
やよい「…まって!私のを、着ていってください。」
雪歩「…え?でも、そんな高そうなもの受け取れないですぅ」
やよい「ある人が言っていました『どんな女の子にもキラキラする権利はある』って。私はもう満足です。」
やよい「だから、着ていってください!私の代わりに王子様に会ってきてください!」
雪歩「本当に、いいの…?」
そういうと、やよいはにっこりと笑いました。
そして少女と服を取り替え
12時までに戻らなくてはいけない旨を伝えました。
雪歩「ありがとう、この恩はきっといつか返しますぅ」
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