過去ログ - 【安価で】王様「今日からお前は『勇者』と名乗るのだ」【まったり殺し合い】
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258:[saga]
2014/03/10(月) 11:25:13.42 ID:wnTGqXBM0



勇者「多分あそこじゃないか! あのデカイ扉!」タタタッ

雪女「たしかにそうかも!」

勇者「よし、覚悟決め/   /うおッ!?」グサッ

雪女「えっ!?」

側近「……」ジロッ

勇者(こいつ、いきなり目の前に現れやがった! 瞬間移動系の能力者か!? ナイフ攻撃はギリギリ腕で防いだが……)

勇者「くそ、このヤロウ/   /……えっ!? また瞬間移動……」

側近「お前も魔族か?」

勇者「痛って……いいや、魔法が使える人間だよ!」

側近「なら死んでもら/   /うぞ」ブンッ

勇者「うぐっ!?」ズバッ

雪女「勇者、わたしたちも瞬間移動してるよ!?」

勇者(なに……? そういえば、さっきまでと立ってる位置が違う……?)

勇者「こなくそ! これでも食ら/   /……あれ?」カチッ カチッ

勇者(弾切れ……? 嘘だろ、まだ1発も撃ってないはず……)

側近「……/   /……」ブンッ

勇者「うっ!?」ザシュッ

雪女「はぁ、はぁ……な、なにこれ、すごい疲れて……」ゼェゼェ

勇者「雪女、魔法を使うな! 多分、気づかないうちに『使わされてる』ぞ!」

勇者(この感じ、前にも経験してる! 書記が魔女に使った、記憶ペースト……それと似たようなもんだ)

勇者(なにか動作をした直後に、その動作の記憶が俺たちの記憶から消されてる! だから銃弾や魔法を使った記憶がないのに、使ったという『結果』だけが発生してるように見えるんだ!)

勇者「この女の能力は、直前数秒間の記憶を消し去る能力だ!」

側近「なかなかイイ線いっている。大した洞察力だな。今まで我々の魔族を退けてきただけのことはある。殺すのは惜しい逸材だな」

勇者「へっ、そりゃどうも」

勇者(くそ……ギリギリでガードしてるとはいえ、盾にしてる腕がズタズタだ。出血もひどくなってきやがった)ズキズキ

勇者「うおおっ!」チャキ

側近「何度やっても無駄なことだ。/   』キュィィン


パンッ パンパンパンッ!!


側近『この時間は、本来存在しない時間だ。この世界から切り取られ、消し去られているからな』スカッ

勇者((なに、銃弾がすり抜けた!?))

側近『だから、この消え去った時間の中で起きる出来事が、現象が、私に影響をもたらすことはない。私が影響をもたらすことも……決してない』スタスタ

勇者『うおおっ!』ブンッ

側近『お前の体が私に触れるという出来事が消し去られている以上、私に影響を与えることもない』スカッ

勇者『……っ!?』

側近『そして、お前はせっかく私が懇切丁寧にしてやったこの説明を記憶することはできない。なぜなら、この説明をしてやった時間は消し飛ばされ、私以外に認識する術はないのだからな。さあ、正常な時が   /帰ってきたぞ」

勇者(弾切れだ! また記憶が消された!?)カチッ カチッ






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