14: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:40:34.73 ID:oBQCjzsb0
さらにいえば、少年は善意で動いたりしない。
ただ、自由に、好き勝手に自分のやりたいことだけをやる。
だから気に入らないクズは五万と殺してきたし、逆に気まぐれに助けたりもする。
誰にも、何からも縛られたりしない。
それは、少年が不幸な人生の中でただひとつ見つけた、自分の生き方。
―――良いも悪いも関係ない。
―――気に入らなければ殺してみろ。
上条「俺はてめぇらみてーに群れなきゃガキ一人も相手にできねぇような奴らを見てるとムカつくんだよ!」
少女の肩に手を回していた男までもが少年に向き直る。
どうやら、彼の目論見通り標的が彼女から少年へ移ったようだ。
上条(…このまま人気のない場所まで鬼ごっこするか)
少年が追われる形でその場を後にしようと背を向けた瞬間、少女の額で青白い火花が散る。
誰一人気にも留めない中、少年だけは見逃さなかった。
少年は凄まじい早さでバク転を繰り返し、少女から距離を取る。
揺れる視界の中捉えたのは、男たちがパタパタと倒れていく姿だった。
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