8: ◆HmDjqt09PA[saga]
2014/03/03(月) 00:37:06.00 ID:oBQCjzsb0
「君かわいいね」
夕方の第七学区は、とある路上。
辺りに仕事帰りの社会人やら下校途中の学生やら目立つ中、道の隅で一人の女子中学生が複数人の男たちに囲まれていた。
少女も、周りの人間も一目見ただけでわかる。いわゆるナンパというやつ。
一人の女の子を囲むにしては人数が多すぎるのではないか?という疑問には、彼女の着用した制服が答えてくれる。
灰色のプリーツスカートに半袖のブラウス。サマーセーター。
それは、学園都市中の誰もが知る名門、常盤台中学の制服。
その意味は、強能力者(レベル3)以上の能力者しか通うことを許されない学校であるということ
つまり、ただの子供にしか見えない少女が、最低でもレベル3以上の能力者であるということの証明なのだ。
男たちがこの少女に目をつけた理由は、おそらく、『好みの容姿だったから』というだけではなく、多かれ少なかれ嫉妬の意味が含まれている。
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