過去ログ - とある暗部の三馬鹿(デルタフォース)
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10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/03(月) 02:27:48.98 ID:ruqQRkPx0
ここは学園都市。270万人もの学生が住む外よりも科学技術が発達した都市である。

【とある研究所】

光を失った廊下を一人の男が何かから逃げるように走っていく。

「はぁ、はぁ、何なんだアイツら!さっき見た限りだと、他のヤツらは殺されてた。まさか、俺しか生きてないとか冗談だよな!?」

男はこの研究所で置き去りを使って実験をしていた科学者の一人だった。いつものように他の科学者達と実験をしていたところ、突然停電になった。そこで男がたまたま研究所のブレーカーを見に行き、ブレーカーを元に戻し来た道を引き返したところ、さっきいた部屋にいた科学者達は全員血の海に沈んでいたのだ。それを見た男はすぐに非常口へと逃げ出した訳だが、

「あれ?まだ残っていたのか?なんつーか、お前不幸だよな…」ダンダンッ

「!?」

背後から声がしたと思い、振り返ろうとしたところ膝裏に鋭い痛みを感じ男はうつ伏せに倒れた。

「な、何が…?」

男はうつ伏せのまま首を後ろに向けるとツンツン頭の少年が立っていた。その少年の左手には銃が握られていた。
男は咄嗟に、

「た、助けてくれ。何でもするから!まだ死にたくない!!」

と叫ぶが、少年はコツコツと近付きながら

「ハッ、何をテメェは言ってんだ!実験で何の罪も無い子ども達の命を奪ってきたくせに!テメェの命は助けてくれだと?ふざけんな!!」

と言いながら銃口を男に向ける。

「ま、待ってく…」ダンダンッ

男が何か言おうとした途中で少年は引き金を引いた。

「………」

少年は黙って数秒前まで喚いていた肉塊を見下ろす。そして、懐に銃をしまい、携帯を取り出し土御門と表示された画面を見てコールを掛けた。

「もっしもーし、カーミやーん!!終わったかにゃー?」

と、いきなりテンションがやけに高い声が聞こえてきた。


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