過去ログ - とある暗部の三馬鹿(デルタフォース)
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28:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/06(木) 01:04:42.38 ID:0HDPp66B0
夕方。とある高校のある教室に男女4人が集まっていた。デルタフォースの3人と雲川芹亜である。

「お前達、また研究所を潰したそうだけど?」

と、雲川が声を発した。

「流石統括理事、貝積継敏のブレイン。もう情報が回ってきたか」

それに仕事モードの土御門が応えた。4人の間に僅かな緊張が走る。

「そもそもお前達は理事会では有名なんだけど。闇の最深部で在りながら、最も表の世界に親しんでいる暗部として…」

「まぁ、ボクらみたいに好き勝手に動くことが出来る暗部はないもんなー」

「はぁ…青髪が学園都市第6位っていうのが未だに信じられないんだけど…」

「青髪は普段があんな調子だからな。でも上条さんは青髪のことをかなり頼りにしているからな?」

「カミやん!?何でそこ疑問形なんや!?」

「それで、何が言いたい?」

と、そこに土御門が割って入った。雲川は3人に視線を向けて、

「んー?それはだな…クラスメイトとしての忠告だけど?」

「…何?忠告だと?」

「そうだけど。さっきお前達は有名だと言ったがそれは理事会の中だけだった。だけど、最近裏の世界全域でお前達に関する噂が流れているらしい。感の良い連中は動き出しているかもしれないな」

「何が言いたい?」

「なーに、簡単なことなんだけど。お前達の行動が少々制限されるかもしれないってだけさ。デルタフォースは機密が多そうだからな」

と言って、雲川は目を和らげた。そんな雲川を見て上条は、

「雲川…ありがとな!俺達のことを心配してくれてるんだろ?安心しろ!俺達デルタフォースは誰にも負けない。守りたいもののためにも。それに、俺達の邪魔をしようってなら俺がその幻想をぶち殺してやる!!」

と、真剣な顔つきで言った。
それを聞いた土御門、青髪、雲川の3人は上条を見つめる。


そして…





「「
プッ…ハッハッハ」」」

と同時に大声で笑い出した。そんな3人を見て上条は一人ポカンとしている。

「プッ、流石カミやんだにゃー!」

「はぁ?笑った、笑った。ミやん最高やわ?!」

「あ、相変わらずで何よりなんだけど。ハハッ」

「あれ?俺変なこと言ったか?何なんでせうか?俺だけ話が読めないんだけどっ!?ふ、不幸だぁーーー!!」

その教室で繰り広げられていたのはほんの少し前まで闇と関わりを持つ者達の会話のはずだった。しかし、今は4人の高校生のバカ騒ぎにしか見えなかった。






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