過去ログ - とある暗部の三馬鹿(デルタフォース)
1- 20
36:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga ]
2014/03/08(土) 00:20:41.05 ID:fcYQAps00
その頃、第3学区にあるVIP用のサロンにて。

「ねぇー、麦野ー。結局、電話が鳴ってるけど出なくていい訳?」

サバ缶を並べている金髪碧眼の女子高生―フレンダ―がソファに身を沈めている栗色の髪の外を歩けば10人中8人は振り向きそうな可愛いというよりは綺麗な 女子高生―麦野沈利―に声を掛けた。

「ほっとけって。私らがやらなくたって他のヤツがやってくれるさ」

だが、その後も電話は鳴り続けた。麦野はブルブルと震え出し、

「うっせーんだよクソ馬鹿!!いつまで鳴らし続ければ気が済むんだ!!」

乱暴に携帯を掴み電話相手に叫んだ。

『こ、こいつときたら!こっちだって好きで連絡してる訳じゃないんだっつーの!!』

電話相手は女性のもので、いつも指示を出してくる謎の人物だ。

『3日後に第10学区にあるウイルス研究所の護衛をしなさい!』

「私ら忙しいからムリー」

『ムリーじゃないわよ、コラ!!さっさと仕事しろーー!』

「うるさいなー、やりゃいいんでしょ?や・れ・ば!」

『む、ムカつく言い方しやがって、小娘がっ!ま、とりあえずやっといてよねー!』

麦野はぎゃあぎゃあ喚いていた女性との通話を切った。そして、B級映画のパンフレットを見ていた少女―絹旗最愛―、目を開けながら寝ていた脱力系の少女―滝壺理后―、フレンダを呼び集めると、

「3日後に研究所の護衛ね。一応全員参加だから」

言われた3人はコクンと首を振り、また元の場所に 戻っていった。 それを見ていた4人の少女で構成された暗部組織《ア イテム》のリーダーであり、第4位『原子崩し』の麦野が、

(たかが研究所の護衛だけでこのアイテムが使われる訳がない…絶対に何かがあるはず!)

と、考えていることに3人は気付かなかった。

そして、3日後。5月30日。 2つの暗部組織がぶつかる中、上条は自身が闇に堕ちる原因となった《守れなかったもの》と出会うことになる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
89Res/45.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice