過去ログ - 【安価】聖杯戦争周囲戦【コンマ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価】聖杯戦争周囲戦【コンマ】

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982:うっかり一兵衛 ◆pMFbozJZ2Y[saga]
2014/03/06(木) 23:06:28.08 ID:+P0V47Ca0
大広間へと出ると貴方のマスターが居た。

「あら、アサシン。お早う」

―……ああ

ぶっきらぼうに答えると貴方はソファへと座る。

―昨夜、キリツグと話そうと試みた

遠くを見ながら話す貴方にマスターは目を向ける。

―結局、一言も話さなかったがな。あのかたくなさはなんだ？

「色々思う所があるのよ、ご免なさいね」

―そう言ってもな

そう言って向かい合おうとした瞬間、後ろから抱きしめられる。

「嫁を放っておいて人妻と逢瀬かー？怪しからんな！」

クイーンはそう言いながら貴方に頬擦りしつつ、アイリスフィールを威嚇する。

―寝取りの趣味は無い

「おお！安心したぞ！生前も私一筋だったしな！」

クイーンは貴方の隣に座ると昔を語りだす。

「あの武闘大会は興奮したな！バッタバッタと倒して優勝したら妃に迎えられるとは思わなかったぞ」

―お前は戦う事が目的だったからな、褒美などそれ位しか無かったではないか

「婚姻してから盤上軍略も教えて貰ったがぜんっぜん分からなかったな！」

―お前は何故、大将騎から動かすんだと不思議で仕方なかった

「将が立たねば兵が立たぬからな！」

―実際の戦でも真っ先に飛び出しおって、何人将軍の頭を禿げらせた

あっはっはとクイーンは笑うと貴方の膝にこてんと横になり、膝枕の形になった。

「まあ、それで勝ち続け国は安寧を得たのだ。良いではないか」

―ふん

その雰囲気にマスターは苦笑している。

「夫婦仲が良いのね、アサシン達は」

貴方はクイーンの髪の毛をいじる事で答えとした。

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