128: ◆dINyckyVoNyT
2014/04/27(日) 22:18:10.41 ID:xAAx3Axq0
兄「……オメーはまた……」
妹「………もう、一個…ね…」
兄「……スーツ着た時に見えねー所にしてくれよな」
妹「………見えちゃったら……どうなるの……?」
兄「んー……上司の攻撃が強くなる。一人だけだけどな」
妹「………兄が……嫌な思い…するなら、やめとく……」
兄(いや、別に嫌な思いっつーか、普通に嬉しいんすけどね)
兄「ま、その辺でやめといてくれるとありがたいかもな」
妹「………お返し……する…?」
兄「しない」
妹「………残念…」シュン
兄「色気付くのはまだ早いっつの」
妹「……早い……かな……」
兄「早い。いろいろと考えなきゃいけねー事とか、自分の気持ちとか、しっかりと頭ん中で整理できなきゃあな」
妹「……そっか……」
兄「俺は変わらんまま妹といてやるし、ゆっくり成長しやがれこのヤロー」ワシワシ
妹「ん……うん……頑張る……」
兄「あーあーあー、頑張んなくてもいい」
妹「……?」
兄「いいか?全力疾走しなくても歩いてれば目的地には着けるわけよ」
妹「……」
兄「リレーとか、マラソンみてーに時間が決まってる場合はちょっとワケがちげーけど、俺はいつまでも待つ。つまるところ、時間無制限だ」
妹「……うん…」
兄(もっとも、目的地が俺じゃあなくなったとしても……俺は妹だけを待ってるんすけどね)
兄「妹が見てる目的地は、はたして妹の進んでる道の先にあるのかどうか……ま、それをしっかり見極めてからって話っすよ」
妹「……………うん」
兄「オラ、寝ちまうぞ」
妹「……私は……絶対に……兄の……所に行く…から……」ギュ
兄「……あー、うん……サンキュ」
兄(なんつーか……ここまで想われてるとたまらなく嬉しい……ホント、俺には妹しか、頼れるヤツいねーんだから頼むぜ…)
兄(ちゃんと、俺のとこに来てくれよな……)
妹(……別に……目的地が分かってるなら……道とか、どうでもいいと……思うんだけどな……)
妹(ちゃんと……兄の…とこ…)パク
兄「っだぁっ!?……テメーまたっ」
妹「……兄がしてくれない…から……我慢……」
兄「…………ぐぐ……」
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