過去ログ - 渋谷凛「アイドルサバイバルin仮想現実」
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◆E.Qec4bXLs
[saga]
2014/04/02(水) 00:34:12.55 ID:qXdvBosP0
凛「四つ葉のクローバー型ボット」
「そのボットの能力で扉を開けるんだよね」
「私たちに絡みついてきた根っこはただの攻撃の手段じゃない」
「その四つ葉のボットが動くための足としての役目もあったんだ」
「その根の動きで、ボットは少しずつ私から逃げていた、これじゃ見つからないわけだよ」
タブレットを腕に抱え、猟銃を構え、
渋谷凛は復活した。
諦念と絶望に沈みかけていた面影はもう無い
なぜならここには街がある、プレイヤーがいる、ボットがいる
うじうじと立ち止まる時間は終わったのだから
智絵里「凛さん...!...」
凛「・・・・・・なに?」
2本の足でしっかりと地面に立つ凛に、踏みつけられていたダメージで未だ地面にへたりこんだままの智絵里が呼びかける
智絵里「えっと......凛さんを巻き込んだこと...謝りたいけど、でもわたし...でも」
「...巻き込んだこと......は、反省してなくて...その、わ、悪いと、思ってなくて!...ゲームだから仕方ない、と思ってそのままにして......あの」
凛「・・・・・・・・・」
智絵里は謝罪ではなく懺悔していた。
ボットと一緒に能力に巻き込んだことを”仕方ない”と一蹴したことを
そのまま懲りなかったことを、容赦をなくした能力の行使を続けていたことを
智絵里「だからわたしを......許さないでください」
凛はそれを黙って聞いている。その間、猟銃の引き金から指は離れることはなかった
凛「・・・・・・・・・」
そして凛は
あずきの方を向いた。
智絵里からは完全に視線を切っている
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