過去ログ - 渋谷凛「アイドルサバイバルin仮想現実」
1- 20
992: ◆E.Qec4bXLs[saga]
2014/04/02(水) 00:34:12.55 ID:qXdvBosP0


凛「四つ葉のクローバー型ボット」






「そのボットの能力で扉を開けるんだよね」


「私たちに絡みついてきた根っこはただの攻撃の手段じゃない」


「その四つ葉のボットが動くための足としての役目もあったんだ」


「その根の動きで、ボットは少しずつ私から逃げていた、これじゃ見つからないわけだよ」


タブレットを腕に抱え、猟銃を構え、



渋谷凛は復活した。



諦念と絶望に沈みかけていた面影はもう無い

なぜならここには街がある、プレイヤーがいる、ボットがいる

うじうじと立ち止まる時間は終わったのだから


智絵里「凛さん...!...」


凛「・・・・・・なに?」


2本の足でしっかりと地面に立つ凛に、踏みつけられていたダメージで未だ地面にへたりこんだままの智絵里が呼びかける


智絵里「えっと......凛さんを巻き込んだこと...謝りたいけど、でもわたし...でも」


「...巻き込んだこと......は、反省してなくて...その、わ、悪いと、思ってなくて!...ゲームだから仕方ない、と思ってそのままにして......あの」


凛「・・・・・・・・・」


智絵里は謝罪ではなく懺悔していた。

ボットと一緒に能力に巻き込んだことを”仕方ない”と一蹴したことを

そのまま懲りなかったことを、容赦をなくした能力の行使を続けていたことを




智絵里「だからわたしを......許さないでください」




凛はそれを黙って聞いている。その間、猟銃の引き金から指は離れることはなかった


凛「・・・・・・・・・」

そして凛は

あずきの方を向いた。


智絵里からは完全に視線を切っている


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/709.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice