過去ログ - モバP「アイドルに、恋をした。」
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1: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 21:37:24.92 ID:khfqtZNbo
「プロデューサーさん!あ!そ、その…バレンタインだから、チョコなんです。う、受け取ってください!」
相変わらずの早口と一緒に、冷たそうにかじかんだ手を勢いよく突き出してくる。
そんなに強く握ってたら、チョコレートの箱、潰れちゃうんじゃないかな?
そう思って少し笑っちゃったけど、俯いている彼女は気づかない。
「お!ありがとな、わざわざ…嬉しいよ、美穂」
わざとらしく驚いてみるけど、バレンタインだもん。チョコだよな。
バリバリの義理チョコ。
わかってるよ、
わかってるけど、うるさく高鳴る胸の鼓動は止まってくれそうにない。
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2: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 21:40:28.65 ID:khfqtZNbo
「はぁー…ドキドキしました…変なことしちゃってすいません。
でも、受け取ってもらえて良かったです!」
3: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 21:44:25.65 ID:khfqtZNbo
アイドルマスターシンデレラガールズでSSです。
のんびりと進めていきます。短くもなく長くもなく、ですかね
4: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 21:47:28.92 ID:khfqtZNbo
「あの、プロデューサーさん。お仕事中にわざわざありがとうございました!」
美穂は深々とお礼をして、冷たそうな手をこすり合わせる。
5: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 21:50:47.05 ID:khfqtZNbo
「もう今日はスケジュール入ってないよな、
家まで送って行ってやろうか?」
さりげなく提案してみる。やましい気持ちも…少しはあるけど、
6: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 21:53:34.01 ID:khfqtZNbo
『駄目駄目。どこに不審者がいるかわからないんだから。』
って、強引に押し切りたいのは山々なんだけど、
7: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 21:55:59.20 ID:khfqtZNbo
また明日、当たり前のように会えるだけで幸せな恋だってわかってる。
「でもなぁーっはー」
8: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 21:59:14.77 ID:khfqtZNbo
「あ、お疲れ様ですプロデューサーさん。
書類机の上に積んどきましたから!」
事務所に戻ると、ちひろさんがいつもの営業スマイルで優しく出迎えてくれる。
9: ◆.Mr/yML.F.[saga]
2014/03/03(月) 22:01:05.64 ID:khfqtZNbo
「あれれ、プロデューサーさん落ち込んでます?」
小さな机を挟んで、向かい合うソファにちひろさんも腰掛ける。
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