過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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10:土方圭助 ◆SWi.TNPI7Y[saga]
2014/03/05(水) 23:02:34.63 ID:lUc31DTl0
そう言う中佐の表情はしかし、厳しさを含んだままである。
そんな表情に気付いているのかいないのか、坂本少佐は言葉を続けた。

「501に一人、面白い奴がいるのです。名は宮藤芳佳。宮藤一郎博士の一人娘です」
「宮藤博士の…………それはまた数奇な巡り合わせだな」
「はい。奴のウィッチとしての潜在能力は、正直私などよりはるかに高いと思います。しかし、私は奴が戦いなど好まない優しい性格だと分かっている。それでも奴は言いました。自分もこの扶桑を守りたいと。私はそんな奴の助けになってやりたい。そして奴を無事に扶桑に帰してやりたい……それが今の、私の希望です」
「坂本…………」

そう言ったきり沈黙する北郷中佐。
少しの躊躇いの後、再び口を開いた。

「坂本、君は……」

こんこん。

北郷中佐の言葉を遮ったのは、不意に聞こえてきたノックの音であった。



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