過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱 その3【土方×もっさん】
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土方圭助
◆SWi.TNPI7Y
[saga]
2014/03/05(水) 23:04:26.48 ID:lUc31DTl0
「舞鶴にいたころの坂本は…………特にウィッチになると決めてからは魔眼の制御のために無理をすることもあったが、しかしそれは私や、周りの同僚たちの役に立ちたいという純粋な思いからくるものだった」
「…………」
「だが、さっき烈風丸を取り出してからの坂本は、あの頃とはまるで別人のようだった。…………うまく言えないが、どこか『死に場所を探している』ように見えた」
――――時々美緒は『死に場所を求めてる』んじゃないかって不安に思うことがあるのよ。
501の司令室でミーナさんに聞かされた言葉が蘇る。
ミーナ中佐に、北郷中佐。
古くからの坂本少佐を知るお二人の言葉は重い。
「君にとっては聞きたくもない話かもしれんがな」
「…………いえ」
私はそう答えるのが精いっぱいであった。
「正直、私は舞鶴を出てからの坂本の事はよく知らん。手紙で近況を知らせてはくれるが、あの通りの奴だからな。私に弱音など絶対吐こうとはしない」
「はい」
「だから土方君、君から見た坂本の姿と言うのをできれば聞かせてほしい。この通りだ」
そう言って中佐は私に向かって頭を下げる。
その真剣な表情は、中佐がこの質問を、決して野次馬根性や好奇心でしているのではないことを物語っていた。
そんな中佐の表情に、私は少し迷ったが話すことに決める。
20歳になり、魔力の衰えが顕著になって行ったこと。
その衰えを埋めるように烈風丸と言う刀を作るようになっていったこと。
自分にとってウィッチであるという事、空を飛ぶという事は存在意義そのものだという少佐ご自身の言葉。
そのすべてを、中佐は目を閉じ、頷きながら聞いておられた。
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